最果ての日に

「生きててごめんね」テレビが写す誰かのニュース
生きたかったあなたのように僕は今日も 生きられないな
心に沈んだままの想い吐き出せなくても
それなりに笑えてるなんて 僕は今日も 生きてるなんて

手を振る速度で擦れば消えてくそっと
幸せ、揮発して跡形だけいつも残して
巻き戻せないよな でも帰りたい場所もないよな
届くあてのない感情と僕の心臓 脈打つばかり煩いな

例えばこの日が最果てだとしても
構わないよ 僕は生きてても仕方ないから
行き交う想いは この歌に閉じ込めたんだ
それでいいよ きっと目覚めたら消えてしまうから

言葉の数だけささくれてゆくみたいだ
摩擦のない伝え方 探すだけで疲れてしまう
満たされたいだけ 乱されたくなんてないから
波立ってしまう前に 涙にだって変えてしまえばそれで

例えばこの日が最果てだとしても
構わないよ 僕は生きたこと悔いはないから
零れる願いは この歌に閉じ込めたんだ
それでいいよ きっと目覚めたら溶けてしまうから

この世界で君に会えたこと 嘘じゃなかった