これからの砂場について

SNSで頻繁に見かける大事なお知らせ。

本当は応援してくれる人たちにだけ伝えられたらいいはずなのにどうしたって関係のない人にも届いてしまう。そういう見せ方がどうしても好きになれなくて、今まで発表を避けてしまっていましたが、次のライブのこともお知らせしないといけないためここで発表します。

 

結成の当初からベースを弾いてくれていた浮田くんが砂場を脱退しました。

 

本当を言えばこれを受けて、これ以上誰かを自分の音楽に巻き込むことを諦めてしまいたくなっていたのも事実です。

だけど大事なことは、まだこの先がある、ということ。

 

今決まっている砂場でのライブ、5月26日の福岡Early Believersでのライブは3markets[ ]のBass.金子セイメイをサポートに迎えて出演します。

 

この件で相談していた3markets [ ]の風間くんから、ベースのセイメイくん、ことショーちゃんが手伝ってくれるという連絡をもらい、願ってもない話ということでお願いすることにしました。

(初ライブで福岡とか本当ありえんけど、引き受けてくれて本当にありがとう、、、声かけてくれてありがとう、、、)

 

 

浮田くんの脱退理由は、端的に言えば意欲減退です。実は前々から気になってはいたことで、、遠距離バンドという編成上、ライブ当日にスタジオで曲合わせをすることが多いんですが、そこで曲を思い出してたり、さらにライブでも譜面に頼ってたり、、。あとこれは前からだけど、予定調整のメールには基本返信がなくて、都合悪い時だけ返してくるという、今考えるとかなり異常なスタイルが常態化してました。

個人的にはそれでも、ライブさえしっかり臨んでもらえるなら良いと思ってました。もともと感情表現は豊かな方じゃないし、基本無愛想だし、、、それでも仕事はきっちりやる、それが僕が彼を信頼する最終防衛ラインでした。

誰だって気分にムラはあるし、誰だって調子の悪いこともある。実際良い時もあったし、だからたとえそういうことがあっても次はきっと大丈夫、とそう思ってずっと先延ばしにしてしまってました。

だけどやっぱり観に来てくれるお客さんがいる以上、その人たちに自信を持って観てほしいと思えるステージが出来ないと思ってしまうことは、この音楽の存在価値そのものを崩してしまう。そう思って、名古屋でのライブ後、二人に対して話を切り出しました。

 

確認したかったことは、端的にやる気があるかどうか。この音楽を続けたいかどうか。

残念だけれど、浮田くんの答えはNOでした。

本当はこの時、ドラムの畠山くんも一緒に抜けるかもしれないと個人的には覚悟してましたが、、彼は続けたいと言いました。

 

今回のこと、最終的に悪いのは自分だと思っています。

売れる売れないは別として、彼にとってもモチベーションに足る良い音楽を作り続けていられたら、きっと結果は違っていたと思う。だからそれが出来なかった自分の責任です。

なくなりかけの歯磨き粉をチューブから捻り出すようでも、良い曲を確実につくってきた自負はあったはずだけれど、音楽的に所謂マンネリ化がなかったと言えばそれはやっぱり嘘になる。

「軌跡」のリリース後、また次のCDを作るに足る推進力になる曲を、と言い続けて時間ばかりが過ぎていたし、個人的には去年からはじまった大阪での生活も、遠距離の編成に拍車をかけて音楽に向き合う気力と体力を削っていて。

続いているだけで奇跡、そう思っていたけれど、やはり限界でした。切り出さなければたぶんあのまま続いていたのだとは思いますが、それでは惰性になって事態は悪くなるばかり、とおもって判断しました。 

 

これからの活動をどうするか、ですが、基本の考えは変わりません。

良い曲を作ること、そしてそれを届けること。だからそのために出来ることを出来る限り。

 

 当面はサポートを迎えての活動になるので、苦労することはやっぱり多いかもしれないけれど、ここからまた新しい波がつくれたらいいなと思っています。つい昨日、セイメイくんとはじめてスタジオに入ったけれど、とても良い感じです。新しいギターも買ったしいい音だし、ライブが楽しみ。

 

とにかく今は続けられることが嬉しい。

まだもうちょっとがんばるので、これからもどうぞよろしくお願いします。