「CIRCUIT世界の砂場から」チケット取り置き予約の開始について

お知らせです。今年も「CIRCUIT世界の砂場から」についてサーキットの公式アカウントや各出演者での取り置き予約を開始します。

詳しい内容はこちらのリンクを参照してもらえたらと思います。一昨年のブログですが想いは一緒です。

サーキットの月 - お砂場日記

 

この対応に至るこの日までプレイガイド等チケット販売状況の様子をみていたのですが、最終的に一人でも多くの方にこの日を楽しんでもらうため、この形を採用することにしました。

気軽に予約を申し込めてお客さん側のハードルが下がるというメリット、当日のキャンセルが往々にあったりして管理上煩雑になってしまうデメリット、天秤にかけて相当迷ったけれど、最後は一人でも多くのお客さんに来てもらって、より素晴らしい日にできることが最良、と思い決断しました。

出演者の手売りについては良いけれど、プレイガイドで手数料かかっちゃってる方たちには本当申し訳ないです。でもその分補って余りあるくらい素敵な日にします(共演のみんなもしてくれる)のでどうかご容赦ください。

 

いよいよ三週間を切って、徐々に迫る当日に期待を膨らませています。きっと全国的に見てもこんな素敵な日はそうそうないと思ってます。最初から最後まで見所しかない日。最優良サーキットオブザイヤー受賞します!(※注 そのような賞はありませんが気持ちがもうその域です)

当日までどうぞよろしくお願いします!

 

サーキットフェスのつくりかた

サーキットフェス。複数会場で開催するライブイベントに、この名前が当てられるようになったのっていつ位からなのかな。今日はサーキットのつくりかた、という題目で書いてみることにします。つくりかた、といっても個人で企画する僕の場合なので、音楽関連会社が絡んでたり、有名ミュージシャンがレーベルと主催してたりするのはこの限りではありません。

企画するのはやっぱり大変。1会場のイベントだと、3~5組くらい出演者が居れば形になるけれど会場の数だけ出演者を集めなくてはいけない。それなのにどうしてそこに踏み込むことにしたのか、というところから。

僕がライブ企画を始めた原点はふたつあって。

まずは自分の音楽を一人でも多くの人に伝えたい、ということ。良い音楽をやってるつもりがあるので、一人でも多くの人に観てもらえる良いイベントを組めたら、という想いから。でも一番大事なのは、誰かを巻き込んで企画するに値する「良い音楽」を自分がやれてるかどうか。

そして、もうひとつは、もし誰かを誘ってライブに来てもらうなら、自信をもって人にお勧めできる日にしたい、ということ。自分がその日の責任をとれるようにしたい、とも言える。もちろんライブハウスに任せる形を否定するわけじゃない。想いのこもった良い日に巡り合わせてもらえたこともたくさんある。だけど、ただバンドをかき集めただけの哀しい日、なんてのに巡り合うことも残念ながらたくさんあったから、せっかくライブイベントに来て欲しいって誘うのに、「自分たちだけ観て!あとはよく知らない、、運任せ!」って誘い方をするのはどうしても心苦しさが抜けなかった。だから自信もって人を誘える音楽を集めて企画出来れば良い!と思って始めたのがきっかけ。

ということで始めたのが、僕がもともと1会場で続けていた「Live世界の砂場から」という企画。ずっと良いイベントを続けてた自負はあったんだけれど、もっと知られて良い日なんじゃないかっていう気持ちがいつもあって。だから企画が大きくなれば、反応してくれるお客さんも多くなるんじゃないかって思うようになった。あと、反応してくれるバンドも増える。みんな祭りが好き。

僕がサーキットフェスの開催に踏み切ったのは、そんななんとも安易な理由から。馬鹿だからできたんだって今でも思う。あれこれ考えてたら一回目を踏み切ることなんてできなかったと思う。

でも開催してみて初めて感じられたこと、思い思いの音楽を選んで回って一日を過ごせるサーキットという形式には通常のライブイベントにはない解放感みたいなものがあって、二回目に続けようと思えたのはそれも大きい気がしています。 

今回の「CIRCUIT世界の砂場から」は34組の出演者がいます。自分もソロとバンドで出演するから誘ったのは32組だけれど、本当に気が遠くなるしどうやってここまで形にできたのかもう思い出せないし、むしろその過程はあんまり思い出したくない。フライヤーとタイムテーブルを眺めて、本当に良いイベントだと改めて確信するけど、もう一回やれと言われると吐きそうになるからくれぐれも言わないように。

このサーキット、今年は三回目で、良いイベントと聞いていたのでオファー嬉しいです!みたいな返事をもらえたり、やっぱり三年良いものを作り続けてきたことが少しづつでも浸透しているのはとてもうれしかった。ずっと手探りで来たけど、これは僕に協力してくれた出演者の皆のおかげです。あと、毎年来てくれてるお客さんたちのおかげ。

 だから今年も是非安心して遊び来てほしい。今年も最高を更新してみせたいです。

前置きが長くなったけれど、言いたいことはこの前置きで大体網羅された気がする。。もうここで終わりにしようかと思ったけど・・せっかくなので書いておくことにします。興味のある人は続きもどうぞ。

 

 

【サーキットフェスのつくりかた】

・会場の確保

サーキット形式のライブでは、ライブハウスを確保することからスタートします。(この段階でいつでもスケジュール空けるぜ!ってバンドがいてくれると鬼が島に出向く桃太郎のような心強さを得ることができますが、みんな忙しいからそんな約束はなかなかできません。)ライブハウスにはだいたい日付を指定して空けといてもらうことができる「仮押さえ」ってシステムがあるので、問い合わせて条件等を確認します。「仮」なのでいつまで仮でいけるかを聞いて、その期限までに確定の返事をするんだけど、信頼関係みたいなものもあるので期限近くなってからのキャンセルは控えたい。予約できるのは一年前からとかになってるケースが多くて、人気の箱は土日だと本当にそれくらいリードタイムが必要になります。1会場だけならまあ3~4か月でも空いてるところはあるんだけど、4つ合わせようと思うと実際自分も年明けくらいからは動いてた気がします。

ライブハウスのレンタル料金も会場と曜日によって違っていて、総じて土日は高く大体10万~20万で推移するイメージ。ここも場所によっては力のあるレーベルとかの声かけだと安くなったりするのかな!いいなあ!!という気持ちですが僕は無力なので言い値でイイネしてます。でも、いろんな機材とか人件費とかライブハウスは維持にお金がかかるのも本当だとは理解してるのであんまり無理は言ってないですね・・。

 

・出演オファー

多くの個人イベンターが命を落とすのはここです。理想と現実、天国と地獄です。

まずバンドは国。国が違えば豚肉を食べないくらいのカルチャーギャップは平気で発生します。具体的に言うとオファーをしても返事が返って来ない現象です。もしくは途中までやり取りしてても音沙汰がなくなったりします。

ホームページのCONTACTは何のためにあるのかという問いに対して、「釣り堀」という答えを見出したのでお伝えすると、小さな案件は無視、または大きくなるまで無視ということなのかな、と理解するに至りました。もちろんそこらへんちゃんと対応してくれるバンドもたくさんいますが、結構辛いバンドもありますね。。3markets[ ]かざまくんにこの辛さを相談した時に「みんな忙しいから仕方ない」という返答をもらったんだけど、確かにバンドの仕事は曲を作ること・音楽を演奏することだから、興味のないものに対応する義務はない、という考え方でかみ砕いて理解できる気がしてきています。相手は企業じゃなくてアーティスト・・。それで失うものが大きくないならそれでもいいのかなって。もちろんその後の印象とかは知らないし、社会的にどうなのかもしりません・・。

ということで色々レンガ大の異物を飲み込んで理解するに至ったんですがレーベルがそれをやってる場合もあるので、再び悲しみに暮れることになります。僕は返事が途中で途絶えてしまい、ライブ会場に出向いて「来ちゃいました・・」とメンヘラ彼女みたいなアクションをしたことがあるので、とある界隈には恐れられているという噂を自分で立てます。

この話いくらでも出てくるのでこの辺で止めますが、このあたりでイベントの期日と戦って心が折れてしまうイベンターの人が多いですね。想いを込めれば込めるほどに病みます。かわいそう。

極論、ミュージシャン側は出演出来なくたっていいので、YESとかNOとか、検討に時間が○○頃までかかる、とかなにかしら返事をしましょう・・。ってかして。ちなみに今年は僕もまだ返答を待ってるバンドがいます。

あと、これからイベントやろうかなって人も、ただ音楽が好きなだけで居たい人はやらないほうがいいと思う。。。

そして次。お金もあります。ライブに出演してもらうには対価が必要で、それがお金なのか、その価値なのか、両者を天秤でかける形になります。そして誰に声をかけるかで変わってくるし、誰が声をかけるかでも変わってきます。ちなみにお礼の仕方にはチャージバックという形で動員のあった人数に応じて支払うパターンと、いくらかの保証という形であらかじめ支払額を決めるパターンがあります。(あとはノルマ○○枚ヨロシク!ってオファーの仕方もあります。)

僕の場合は、レーベルとか所属の兼ね合いで保証要求を頂くケース以外は、遠方からの出演者に約束しているのは交通費の足しにしてもらえる程度、というのが正直なところです。地元についてはそれ自体出来てない。その辺は大成功してできるだけたくさん還元していきたいのだけれど、なかなか十分には返せていないのが毎年心苦しいところです。それでもみんなこの日を良いイベントと信じて出演してくれてるので、なんとしても出演してよかった!と思える価値ある日にしたい。実際もう最高のラインナップなのでそこは安心してるけど、それは当日たくさんのお客さんたちに見届けてもらえて初めて証明されるから、そう出来るように精一杯努力したいです。

ちなみに某大手サーキットは出演希望者を募って、遠方・地元を問わず希望者側が参加費を払う、という形で収入が担保される魔法のシステムですが、あれはやっぱりそれだけ大いなる力が発生してるからできることなのでそもそもの枠組みが違いますね。。

 

 ・その他フライヤー、ホームページ、グッズ作成等

そのほかはフライヤー、当日のリストバンド、タイムテーブルしおりを作ってもらって印刷したり、グッズ作ったりというので経費がかかります。これも誰にお願いするかで変わってくるけれど僕は古くから付き合いのある方に毎年無理を言ってお友達価格で対応してもらっている感じです。ホームページはtumblrのほんとう表面昨日だけしか使えない自分が試行錯誤しながら作っているので経費かかってないけど、これも依頼してたらお金結構かかりますね。。

当日の運営スタッフはボランティアで基本お願いしているからそこは現状ほぼ0で運営できているのだけれど、やはりなんやかや大きいのはライブハウスの会場代と、出演者へのお礼、ということになります。

 

・収支計算

あとはフード出店してもらってたり、グッズで利益が出たらその分を運営費の足しにして・・とかそういうのがありますが、今年は大体ざっと90万円くらいの経費が掛かる見込みです。なのでそこから試算すると、今回のサーキット運営を黒字にするためには単純に260人くらいのお客さんが必要。34組出演者がいるから単純計算で一組あたり7.56人。これだけならまだ現実的な気もするんだけれどサーキットは出演者も多いので目当てがかぶりがち。あと、素晴らしい出演者がそろってても、名古屋ではまだあんまりライブやれてないバンドも居たりしてそこまで簡単ではないハードルだとおもってます。自分がバンプオブチキンだったらな・・ってよく思うんですけど残念ながらバンプじゃないので企画者の自分がまず頑張らないといけない。オファーする基準を集客力に特化すればもうちょっと組み方もあるのかもしれないけど・・それだと自分がやる意味なくなっちゃうのでね。。

 

なのでここまでたどり着いた方々には、何卒のご来場と、または周知をお願いしたい(出演のみんなもぜひ今一度できる限りの協力を)、、というのがささやかなお願いごとになります。最高の日だってことだけは約束したいので、全く楽しめなかったってことがもしあったらお金はお返ししたって良いって思ってます。

 良い日が正当に評価されてほしい、とおもう。別に全バンドメジャーデビュー間違いなし、とかじゃないです。結果的にそっちへ行けるバンドもいます。でも、基準はそこじゃない。とにかく良い音楽がこの日に詰まってます。運営スタッフの皆も3年目の人達もいてくれてるし、ie goricoとフジッコさんのフード出店と行き交うお客さんたちも相まって、このサーキットにしかない幸せな空気感みたいのがきっとあります。

11月12日(日)、名古屋新栄。ぜひこの一日を任せてもらえたらうれしいです。

 

 

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□11月12日(日):名古屋 新栄 APOLLO BASE/Live & Lounge vio/SiX DOG/parlwr
「Circuit 世界の砂場から'17」
【Live act】 asayake no ato / イトカムトビコ / The Cheserasera / the coast / シンガロンパレード / Suuuuuuuu / 鈴木実貴子ズ / 砂場 / 3markets[ ] / スロウハイツと太陽 Sentimental boys / The Songbards / toitoitoi / とけた電球 / 突然少年 / 中村佳穂 / 夏目栞 / Half time Old / paionia / batta / THEハブ人間 / 原田茶飯事 / ハルラモネル / ハンブレッダーズ / 百長 / 日向文 / phonon / ベランダ / ミヤザキナツキ(砂場) / モケーレムベンベ / Monaca yellow city / Mona Monica / MONO NO AWARE /
open11:00/start12:00,adv3500yen/door4000yen(20歳以下500yen off!)

空を飛ぶ

今週末、福岡へ歌いに行く。

お察しの通り、福岡はとても遠い。

 

その土地でうたうことは、庭に水を撒くこととすこし似ている。

聴いてくれる人の心が潤うようにって唄うから。

だけど人は簡単に忘れてしまう。そしてそれは仕方のないこと。

まず音楽自体、生きる上での必要不可欠性がないから。

そして、なによりみんな等しく年をとる。

僕だって1年前の気持ちをそのまま保存しておくことはできない。

端から知らぬ間に色褪せていくし、朽ちてなくなってしまうことだって。

そしてその事実にも気づかないままだったりする。

 

だから、歌い続けることを大切に思っている。

水を撒いて、誰かの心で芽吹いた気持ちが枯れないように。

  

だけど、距離が遠くなるとそれがむつかしくなる。

やっぱり時間もお金もかかるから、どうしたってそれは否めない。

 

ある時から遠くに歌いに行くことに抵抗を感じるようになった。

それは時間のこともお金のこともあるんだけれど、

また行けるって約束ができない場所、またきっと忘れられてしまうだけだって

そういう気持ちがブレーキをかけてしまうようになった。

 

 

今回、福岡行きを決めたのはtuna君という(とてもめんどくさい)男の子が

僕の歌を気に入ってくれて、呼びたいって誘ってくれたのがきっかけ。

数年前に佐賀のGEILSってライブハウスで出演した時に

たまたま観に来てくれていて、そこからTWITTERで繋がったんだけれど

そこから名古屋への遠征を何度か手伝ってあげたり、

よりによって自分の家でインフルエンザを発症しやがって、

自分が外泊を余儀なくされたり・・。まあいろいろあった。

あ、そういやその通院費まだ貸したまんまだ。利子つけよう。

 

最初、そっちでもうあんまりお客さん呼べないから・・って断ってたんだけど、

「自分が布教しました!聴きたい人がたくさんいるんです!!」

って嘘かほんとかいまだに信じられんのだけどそうやって声をかけてくれて、

「たくさん来るから交通費も出せます!」

ってそこまで動いてくれて、それは断れないなって。

 

昔、福岡に二年くらい住んでた。でも、もう3年くらい経っていて

住んでいないその土地で自分はもう死んでるような気持ちがあった。

だけど、消えないようにって繋いでくれる人がいることで

芽吹きにも似たような気持ちを感じている。

 

きっと歌う自分だけじゃなくて、聴いてくれる人たちも

水を撒いてくれているのだとおもう。

そしてそれが潤すのは歌う側、たとえば自分が、その土地を映す心。

 

できる限り報いたい。

微かに僕を知る人から久しぶりに名前を見たから聴きに行きますねって

そんな声が聞こえてきたら心底にうれしい。

 

 

10月14日の土曜日 福岡 大名のShangli-la です。

50分づつのツーマン公演ということでめったにこの長さではできないから

できる限りの全力を尽くしたいと思います。

 

>>

■10月14日(土):福岡 大名Shangri-la
w/tuna
open19:00/start19:30,ticket2000yen
※福岡に行く。いつも元祖長浜家をコースから外せなくて失うものがたくさんある。ツーマン公演。

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最果ての日に

「生きててごめんね」テレビが写す誰かのニュース
生きたかったあなたのように僕は今日も 生きられないな
心に沈んだままの想い吐き出せなくても
それなりに笑えてるなんて 僕は今日も 生きてるなんて

手を振る速度で擦れば消えてくそっと
幸せ、揮発して跡形だけいつも残して
巻き戻せないよな でも帰りたい場所もないよな
届くあてのない感情と僕の心臓 脈打つばかり煩いな

例えばこの日が最果てだとしても
構わないよ 僕は生きてても仕方ないから
行き交う想いは この歌に閉じ込めたんだ
それでいいよ きっと目覚めたら消えてしまうから

言葉の数だけささくれてゆくみたいだ
摩擦のない伝え方 探すだけで疲れてしまう
満たされたいだけ 乱されたくなんてないから
波立ってしまう前に 涙にだって変えてしまえばそれで

例えばこの日が最果てだとしても
構わないよ 僕は生きたこと悔いはないから
零れる願いは この歌に閉じ込めたんだ
それでいいよ きっと目覚めたら溶けてしまうから

この世界で君に会えたこと 嘘じゃなかった

サーキットの跡。


記録も記憶も、鮮度が大事って本当にそうだ。
まだ終わって数日しか経っていないのに、
もう素晴らしかったあの時間が確実な過去になってる。

2016年11月20日の日曜日。
「CIRCUIT世界の砂場から'16」
は、確かに開催されました。
確かに来てくれたみんな、確かに出演してくれたみんな、
関わってくれた全ての人達に、心からの感謝を。
本当にありがとうございました。

去年よりもかなり多くのお客さんに来てもらえて、
イベントとしても一年目より浸透できたのかなと思います。
相変わらず県外から来てくれるお客さんたちがとても多くて、
今年は関東、関西だけじゃなくて海を越える方(国内で)
も居てくださってありがたい限りでした。
 
でも、この日はそれだけこの場所にしかない空気、というか
いわゆる出演者名の羅列だけじゃないものが確かにあって、
遠くからでも来てもらう価値、出せていたんじゃないかなと思います。
行き交う人たちの楽しそうな顔とか、フード出店界隈では
座ってご飯食べながら休憩してる人達のチルアウトな雰囲気とか。
思い返しても一日中幸せな空気が確かにあったように思います。
 
受付のビオでまず最初に出会うのがie goricoのゴリさんだったから、
あの豪快な笑顔に迎えてもらえて安心感あった人も多かったと思う。
パルルで本格営業のバテリアも酒飲みが集って楽しそうだったし、
DJのSH!ROくんがなんでこのフェスこんなに飯が美味いんすかって僕に
聞いてきてたけど、やっぱり美味しいご飯がある音楽フェスは
素晴らしいよね。。僕が美味しいもの好きな酒飲みでよかった。
(スリマと行く時に選ぶとなんで不評な店ばっかりなんだろう。)
 
そして、今年も当日を支えてくれたスタッフの力は大きくて。
去年に引き続きまとめ役で手を貸してくれたゴーダ君を中心に
去年のメンバーに加えて今年新しく募ったボランティア4名。
僕は例のごとく24時間マラソンみたいにぐるぐる回っていて、
自分の出演もあるから正直何もできない状態になっていたけど
大きな事故がなく終えることができたのは、気配り目配りしながら
サーキット会場を守ってくれていたこの人たちのおかげでした。
 
夕方くらいに一度死にかけの顔してたみたいで、受付で
強制退場をもらったんだけど、あの時休んでなかったら
本当に最後のステージ駄目にしてただろうなってくらい
いろんなことに余裕がなかった。
(それで自分の出演の絡み以外でひろたうたくんだけ観れなかったごめん・・)
正直なところ、この日のサーキットとは別の話で色々と
精神的に安定できない事が多かったから、そういうところでも
助けてもらったという部分が大きかったな。。
ライブハウスは元気をもらえる場所だけど、心も身体もある程度
資本になる元気がないとダメなんだなって改めて思った。
ライブでもらえるエネルギーはきっと足し算じゃなくて掛け算で。
ライフ1未満で掛け算するとかえって減っちゃうこともあるってこと。
 
そんな中でも観て回れた出演の皆はどこ切り取っても良いライブをしてた。
僕が声をかけたひとたちだから当たり前だと思ってたけど、
それがほんとうに当たり前だったから嬉しかったな。
ライブ以外でも会場を回って楽しんでくれてる姿も嬉しかったし。

今回出演してくれた人たちとの関係性は当然のこと濃淡があって、
元々つながりがあったところも、そうじゃないところもあるし、
距離の近い人もいれば、遠い人もいる。
仲良くなれそうな人も、むつかしそうな人だって。
 
でも、その全員と僕は音楽っていう共通項があって、
この日それで音楽仲間として繋がれた、それは確かだった。
このサーキットをきっかけに砂場を好きになってくれた人もいて、
やっぱり僕も、音楽も認めてもらって繋がりたかったから

それはとても嬉しかった。

やってよかったって確かに思えた、その大きなひとつ。

たぶんこの日のなかで一番長く、たぶん僕の音楽を
応援し続けてくれているスリマの風間君。
毎年僕にダメージを与えるMCを使命に感じているらしく
案の定この日も余計なことを言いやがってくれてたんだけど、
どこまでやったら僕が怒るかその限界を探ってるみたいなことを言ってた。
実際、僕だって怒らないわけじゃないし情のない対応は辛い。
だけどまああのひとが考えてのことだから、と考えると
最終的には任せていいって思えてしまう。死んだら怒るけどね。
本気で傷つけようとしてるなら、きっとそれもわかるだろうから。

友達だから、力になれる迷惑ならかけてほしいと思う。困ってるなら。

だから自分自身、無力じゃないって思えるようになりたい。
いつだって自分にも価値があるって思えるようになりたい。

このサーキット企画開催のきっかけも、根っこの部分まで掘り下げると
僕の音楽が無力じゃないこと、価値があることを証明したい、という所に辿り着く。
沢山の人たちに「観て」もらえる機会、無いなら自分で作るしかないって考え方。
とっても利己的で自分勝手。だけど音楽やってるからこれは当然だとも思っていて。
 
だから「素敵な音楽を知ってほしい」とかそういうのはその次。
やっぱり僕はイベンターじゃなくてバンドマンだから。
自分の音楽が大したことないってそんな程度でバンドをやっていたら
こんなことを企画するなんて、考えもしなかったと思う。


あとは、僕がなにも考えなしにやる馬鹿だからやれたんだと思うな。
こんな大掛かりなイベント、あれこれリスクとか考えて躊躇してたら、
一人きりで始めることなんて出来なかっただろうから。
よく考えずに衝動のままに動いてみたら、結果的に力を貸してくれる人たちが
集まってくれて、これだけ大きな形にすることができた。


自分の知る限り最高の音楽を集めたこの一日、"最高"が音楽に溢れてた。
全員ライバルで、でも、全員と繋がれたってそういう感覚があの日にはあった。
(なんかこの表現青春っぽくて嫌だけど・・・)

だからつまり、僕は人に恵まれていたってことだとおもう。
こんなこと、 言葉にした途端に心配になってしまうんだけれど。

来年もやれるかどうか、それは正直まだわからない。
だってめちゃくちゃに疲れた。思い出すだけで気持ち悪くなる。。
だけど不思議と、またやれるって思えるようになりたいとも思っていて。
だから端的に、自分の音楽がもっと伝わるようになればと思います。
そうしたら、もっと自信もってやれると思う。
まずは、来年リリースのアルバムでちゃんと反響もらう。それが目標。
1月22日の名古屋TOKUZOワンマンから販売開始します。
そしてそこからいくつかツアーを回ります。

次のサーキットまで一年おきの高跳びじゃちょっと辛いから、
覗きに来てくれたらうれしいなと思っています。
点と点、つなげるみたいに。
 
今年もありがとうございました。
バンドマンとしての僕を、これからもよろしくお願いします。

砂場 ミヤザキナツキ